カテゴリ: 雑談

インターネットの情報はどこまであてになるか その3

前回、情報元のはっきりしないネットの情報は切り捨てるべき、と書きましたが、それでは元が明らかなものは、すべてあてになるかというと、そうも言えません。たとえばその情報を発信している人(Dr?)の考えが、その人独自のもので、医療界では異端視されている場合もあるからです。特に特定の薬物、治療法などをやたら勧める場合は要注意です。こういったものを見分けるには、複数の情報元に同じような話が書いてあるかを見るとよいです。(ただしコピペはあてになりません)いくつものはっきりした情報元に同じような話が書いてある場合は、信用してもよいと思います。

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インターネットの情報はどこまであてになるか その2

まず、はっきりあてにならない情報としていえるのは、いわゆるまとめサイトです。情報提供者もはっきりせず、その根拠も不明なことが多いのですが、気軽に覗けて一見学問的に見えるため、結構人気があるようです。代表的なものが、前回も書いたようなサイトですが、実は同じようなサイトは今も多くネット空間では存在しているので要注意です。

情報提供者がはっきりわからないサイトは、いい加減な情報も多く、まず情報源としては切り捨てるべきと考えます。

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インターネットの情報はどこまであてになるかその1

テレビ、雑誌と並んで、インターネットの医療情報も近年増加しています。しかし残念ながら情報の質としては、バラバラでまったくあてにならないものから、良質で参考になるものまでいろいろで、それが少し見ただけでははっきりしないことが多いのが、大問題です。最近でもDeNAの医療系サイトの書き込みが、まったくのでたらめだったことは記憶に新しいところです。このサイトがネット上で、人気上位で多くのかたが参考にしていたということは我々医療従事者には頭の痛いところですが、実のところ同じようなサイトはまだいくつもあるのです。参考になるサイトとあてにならないサイトはどうやって区別したら良いのでしょう?

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サプリメントの問題点(サプリメントの話 その3)

サプリメント個々についての話は、いろいろな本が出ていますので、それについては書きませんが、サプリメントを愛用しているかたの場合次のような問題点がある場合があります。

① サプリメントの直接の有害作用 たとえば鉄のサプリメントは貧血に効果があるかもしれませんが、多くとりすぎると鉄が肝臓にたまって肝機能障害が出現します。またサプリメント自体がアレルギーの抗原となって、さまざまなアレルギー反応を起こす場合もあります。

② サプリメントと処方薬を一緒に飲んでいる場合、処方薬の効果が強くなりすぎたり、逆に効果がなくなる場合がります。

③ サプリメントを信用するあまり病気に対する標準治療(がんに対する抗がん剤治療など)を拒否あるいは軽視するかたがまれにいます。このため病気が悪化することもあり、特に癌の場合など致命的になることもあります。

とくに③の場合悲劇的な結末を迎えることがあり、サプリメント信奉者のかたは注意が必要です。

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そもそもサプリメントとは(サプリメントの話 その2)

サプリメントと一般に言われているものはどのようなものでしょう。医薬品と呼ばれるものは、厳密な検査、や客観的な根拠によって、その効果が認められ、処方薬にしても薬局などで売られる一般薬にしても、○○薬といわれ出回っているもので、品質も均一のものです。それに対し、サプリメントというものは、以前より民間療法などで効果があるといわれていたものや、栄養学等から「効果がありそう」と考えられているもので、一般的には健康食品、特定機能食品と呼ばれ分類的には食品とされるものです。例えば、コラーゲン、プラセンタ、等美容関係のものやEPA、減肥茶等生活習慣に関係するもの、あるいはアガリクス、メシマコブ等といった癌関連のものが多くみられますが、これらは客観的な効能が認められていません。このため雑誌などの広告では体験談(きわめて個人的なもの)が多くなります。

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サプリメントの話 その1

最近は医師の処方する薬の他に、サプリメントを使用している患者さんが多くいます。私はサプリメントに関しては、「体に害がなければOK」という立場でしたが、実際には内服薬との相互作用や、サプリメント自体の効果(あるいは効果がないこと)などによって、そうもいっていられない事態も散見されるようになっています。この数回ではサプリメントについて思いつくことを書いていこうと思います。

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医療情報の氾濫に思うこと その2 テレビの情報はあてになるか

テレビの健康情報番組は以前から視聴率の良いコンテンツとして国営、民放を問わず、多く放送されています。もちろん、ちゃんとした取材を行い、まじめに作られたものもあるのですが、残念ながら雑誌と同じように「結論ありき」で作られているものもあるのが事実です。特にバラエティ仕立てのものは視聴率を取るのが目的ですので、特殊な病態や珍しい状態を大げさに取り上げることが多く、注意が必要です。ここ数年でも、いくつかの番組が歪曲、ねつ造騒動を起こしています。テレビの医療情報を見る場合は「そんなことがあるのか」程度で流すほうがよいかもしれません。

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気温の急上昇にご注意を

4月18日は、関東地方は午前の雨が上がった後、気温が急上昇して、特に高崎市では最高気温30℃を越えたそうです。16日も気温はかなり上がっていました。この時期は体が暑さに慣れていないので、体調を崩すかたが多いのでご注意ください。熱中症というと、真夏の7月から9月ごろを思い浮かべますが、実は5月ごろから増えてきます。まめな水分補給・適度な塩分の摂取などを行い、熱中症の予防をするようにしてください。特にゴールデンウィークの時期は、屋外での活動も多くなりますので、紫外線対策も含めて注意が必要になります。

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医療情報の氾濫について思うこと その1

この十数年の間に、テレビ番組、雑誌、さらにインターネットで医療情報を見かけることがかなり多くなりました。比較的ちゃんとした情報もあるのですが、怪しげな情報が多く実際に臨床に関わる者としては、正直困惑することもあります。情報を見る側としては、このような大量の情報を選別するのは大変ですが、まずセンセーショナルな見出しで人目を引こうとするものは、要注意と考えてください。例えば「医者に騙されるな」というような題をつけるものはその最たるものです。一見ちゃんとした記事のようですが、都合の良いところをキリバリしたものといえるでしょう。

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インフルエンザが流行っています

全国において警報レベルの感染者数ということです。手洗い、うがい、マスクといった基本的な予防策をかかさないようにしてください。早期に診断がつけば、早期治療で重症化を防ぐこともできます。また仕事の都合でどうしても特定の時期に感染を避けたい場合、自費ではありますが、抗ウィルス薬の予防投与という方法もあります。

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