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抗インフルエンザ薬の予防投与

インフルエンザワクチンが効果を現すのに、約2週間かかると書きましたが、ワクチンと手洗い・うがい以外に、予防法がないわけではありません。抗インフルエンザ薬を予防投与する方法があります。保険適応ではありませんが、現在、タミフル・リレンザ・イナビルの予防投与が可能です。インフルエンザが流行している地域に急に出張になったとか、受験生で、家族が感染してしまったといった、どうしても感染を避けたい時に予防投与をすることがあります。本来は耐性ウィルスができる可能性があり頻繁の使用は避けるべきとされていますので、特別な場合のみ行っておりますのでご相談ください。

中澤医院|高崎市の内科

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COPD(慢性閉塞性肺疾患)ってどういう病気?

皆さんはCOPD(慢性閉塞性肺疾患)という病気の名前を聞いたことがあるでしょうか?実は世界的に、癌・脳血管疾患癌・心臓病などに次いで死因として多い病気なのですが、意外と一般的に知られていません。それでも、病院に通うようなことがあれば、ポスターで和田アキ子さんや桂歌丸さんといった著名人のポスターをご覧になって、病名くらい聞いたことがあるよ、というかたもいらしゃるかもしれません。この病気は、ある生活習慣が主な原因となっています。ここしばらくはその原因・症状・治療法といったお話をしていきたいと思います。

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 カテゴリ:COPD

インフルエンザの治療

インフルエンザは多くのウィルス性疾患と違い、診断がつけば治療薬がある病気です。現在の日本では、抗インフルエンザ薬は4種類承認されています。タミフル・リレンザ・イナビル・ラピアクタがそれで、それぞれ患者さんの状態などによって、使い分けられています。内服で使い方が簡単なタミフル、吸入薬のリレンザ、同じく吸入薬ですが治療が一回で済むイナビル、一回の点滴で済むラピアクタ、といったところが、それぞれの薬の特徴です。いずれも発病初期(48時間以内)に投与することで1~2日で解熱することが多いのですが、解熱後3日ほどは他人に感染させる危険がありますので、外出や他人との接触は避けるべきでしょう。

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インフルエンザの予防 その2

手洗い・うがいに加えて、インフルエンザの予防のかなめとなるのが、ワクチン接種です。このワクチンは、処理をして死んでいるウィルスを使用するもので、不活化ワクチンと呼ばれます。原則として、13歳未満のかたは2~4週間あけて2回接種します。65歳以上のかたは、1回接種でも十分な免疫力を得ることができるといわれています。効果が現れるのは、接種後約2週間後で、その後約5か月間効果が持続すると考えられています。このため、流行が始まる前の11月頃が接種のおすすめの時期です。また毎年接種するほうが良いのも、効果が5か月で切れてしまうからです。65歳未満の健常者では、70~90%の発病予防効果があるというデータもあり、12月でも接種が遅いということはありません。合併症の併発や重症化を防ぐ意味でも、インフルエンザワクチンの接種はおすすめの方法です。費用は65歳未満のかたで自己負担3000~5000円程度です。(当院では3000円で行っています)65歳以上のかたは、高崎市の費用補助があり、1回限り1000円で接種を受けることができます。

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インフルエンザの予防その1

インフルエンザのウィルスは、一年中いるのですが、高温・多湿の状態では活動性が低く、そのため夏の間は、爆発的な流行は起こりません。気温が低くなり、乾燥してくる今の時期が、流行の時期に重なります。予防方法ですが、インフルエンザウィルスは、咳・くしゃみなどの飛沫を吸入して感染することが多いため、帰宅時の手洗い・うがいが基本となります。マスクは通常の使用では、ウィルスがすり抜けることもあり、感染予防には効果がうすいと考えられますが、湿った状態にしておくと、予防効果も期待できます。また室内を加湿することで、ウィルスの活動を抑えることも、予防となります。

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インフルエンザの診断

インフルエンザの診断は、現在、迅速診断キットを使う方法が一般的です。鼻の穴に綿棒を入れて検体をつくり、それをキットで測定する方法で、約10分で診断がつきます。しかし、従来のキットでは、発症してすぐは判断がつきにくく、翌日に再検査をする必要がありました。最近は、検体に処置を施すことで、感染早期でも診断可能な機器があり、当院はこれを導入しています。10~15分で、これまで判定困難だったものが、確定診断できます。

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インフルエンザの季節になりました

11月に入り気温も下がり、そろそろ皆様の中にも、インフルエンザにかかったとか、予防接種を受けた、という方がおいでになると思います。そこでインフルエンザについてのお話を書いてみたいと思います。インフルエンザとは、インフルエンザウィルスの感染によって引き起こされる、主に呼吸器に症状が出現する感染症です。通常の「感冒」と症状が似ているため、日本語では「流行性感冒」ということもありますが、実は全身性の疾患です。特徴的な症状としては、①急な発熱(しばしば38℃以上)②関節痛、筋肉痛、倦怠感等③鼻水、咳、のどの痛みがあげられます。①の発熱は必ず38℃以上というわけではなく、それ以下でもインフルエンザの場合もありますので、注意が必要です。また、インフルエンザは高齢者、幼児、肺や心臓に持病がある方は重症化することがあることが知られています。

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 カテゴリ:インフルエンザ

高血圧の話7

血圧を上昇させる物質として考えられるのは、カルシウムとアンギオテンシンがあります。カルシウムが血管壁に流入すると、緊張が強くなり、結果として血圧が上がることになります。このことから、カルシウムの作用を妨害する、カルシウム拮抗薬というものが高血圧の治療に使われます。また、アンギオテンシンは、腎臓などで生成される物質ですが、アンギオ(血管)テンシン(緊張)の名前の通り、血管を緊張させて血圧を上げる作用があります。この物質の生成を抑制する、ACE阻害薬やARBといった薬が高血圧治療薬として使われます。特にARBは、近年では高血圧治療薬の主力として、よく使われています。

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 カテゴリ:雑談, 高血圧

高血圧の話6

血圧が上がるもう一つの原因として、血管の収縮があげられます。さらに、これには二つ大きな原因がありますが、交感神経の興奮と、血圧上昇物質の増加があげられます。交感神経が興奮することによって、心拍数の増加、血管の収縮が起こり、そのために血圧が上昇するのです。交感神経はα、βという二つの種類があり、両方とも血圧上昇に関連する働きがあります。治療としては、交感神経遮断薬というものを使います。交感神経を遮断することで、血管が拡張する作用が出現し、血圧が降下するわけです。現在は主流ではありませんが、重要な治療薬であり、別な作用の降圧剤との併用で使われることが多い薬です。

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 カテゴリ:雑談, 高血圧

肺炎球菌ワクチンについて

肺炎球菌ワクチン接種実施しています。お電話等でご予約ください。

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