インフルエンザは基本的にインフルエンザウィルスによる「風邪」の一種です。ただ一般の風邪と違って
①比較的症状が強いことが多い、②感染力が強い、③時に重症化して死亡することもある、④検査で診断することができる、⑤治療薬がある(一般の風邪は対症的な治療法しかない)といった特徴があります。
しかしあくまでも「風邪」なので熱の高い、低いにかかわらず「風邪症状」のないインフルエンザはあり得ないのです。そして「熱の高くないインフルエンザ」は以前から医師に知られていましたが、一般のかたにはあまり知られていなかったのが今回の「隠れインフル」騒動の一因と言えます。